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ドロミテ山塊を歩き回る


by s-tamagoro
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ボルネオの旅 ジャングル探検

今日は早起きをして朝食を済ますと 朝もやの中を上流の
ジャングルを目指して出発する。
早朝の船着き場の静かな風景。
ボルネオの旅 ジャングル探検_f0208666_15151651.jpg


いよいよ野生の色濃いキナバタンガン河を遡上し 野生動物を
探しに出掛ける。
本流から少し狭い支流に入り 川岸や川面に覆いかぶさる樹木を
丹念にチェックして 生き物を探すのだ。
ボルネオの旅 ジャングル探検_f0208666_15222042.jpg


木の上に猿の姿が見えた。 
これは「ブタオザル」と言い 尾が豚の尻尾に見える事から
この名前が付いたらしい。
ボルネオの旅 ジャングル探検_f0208666_15255539.jpg


高い木の梢に 待望の「サイ鳥」の姿を発見。
サイ鳥のくちばしは白一色のものと 美しいカラフルのものが
いる様だが これは地味な方だ。 雌雄の差かも知れない。
ボルネオの旅 ジャングル探検_f0208666_15311460.jpg


暫く進むと 樹上に大きな猿が居る。 ぎゃ! テングザルだ!!
5~6頭で群れを作り ボスの雄猿は高い所から家族の動向を
確認しながら 警戒を怠らない。
これもオランウータン同様 絶滅に瀕している生き物だ。
ボルネオの旅 ジャングル探検_f0208666_15354075.jpg


川岸の草むらで滅多に見られない野生の象が3頭程現れた。
これはラッキー とばかりに何枚も撮る。
これはボルネオ象(ピグミー象とも)で、一番小さい体格の
小型の種類だが やはり目前にすると やはりでかい。
このあたりに点在する原住民は古タイヤ等を燃やして(悪臭)
象を遠ざけているそうだ。
ボルネオの旅 ジャングル探検_f0208666_15445248.jpg

ボルネオの旅 ジャングル探検_f0208666_15452456.jpg


川岸の砂の所に巨大なワニを発見。
4~5mはある成長した「クロコダイル」だ。
現地のガイドも これは大きい・・・・と絶賛してくれる。
川に落ちたら たちまち彼らの餌になること 間違いなし。
ボルネオの旅 ジャングル探検_f0208666_1550896.jpg


船が走行中 岸辺の枯れ木に美しいカワセミ型の鳥を見付けた。
急いでカメラを向けたが間に合わず。 
一枚撮ったところで飛散してしまう。 結果はぼけぼけ写真。
このあたりでは最も大きい「コウハシショウビン」だと言う。
ボルネオの旅 ジャングル探検_f0208666_15552290.jpg


このあたりで 密林に入ってみよう と言う事になり下船する。
今日は特別に地元の人に密林の案内を依頼 枝や蔓を蕃刀で
切り開き 道を開いて行く。
ボルネオの旅 ジャングル探検_f0208666_15594490.jpg


これが本当の密林の中 昼なお暗い道なき道、草花もなく
水溜りと深い泥だらけの地面 歩くのも大変な苦難の道だ。
ボルネオの旅 ジャングル探検_f0208666_1610079.jpg


泥と木の根っこの露出する足元に名も知れぬ怖い虫達が!
これは大型のヤスデの仲間。 私の一番嫌いな虫だ。
はやく船に戻りたい。
ボルネオの旅 ジャングル探検_f0208666_16143787.jpg


密林に入る前 一番厳重に対策を講じたのがヒル対策。
頭や首にスカーフやタオルを巻き付け 顔以外を厳重に
覆い隠して ヒルに取り付かれない様にする。
思ったより小型だったが、尺取虫みたいに寄ってくる。
お互いに体の前後を確認しあいながらヒルの警戒を怠らない。
こんな厄介な害虫も ガイドさんは「殺さないで 丸めて
捨ててください」との事。 自然保護は徹底している。
ボルネオの旅 ジャングル探検_f0208666_1624287.jpg


一時間程のジャングル探検を無事完了 全く知らない大自然の
姿を体験する事が出来た。
改めて南方の戦場に駆り出された日本の兵隊さんの生死に係わる
苦労と恐怖は大変なものだったろう・・・と痛感する。
西の空が赤くなる頃 やっとロッジに帰る事が出来た。
ボルネオの旅 ジャングル探検_f0208666_1629127.jpg







Commented by とりこ at 2012-04-11 22:07 x
こんばんわ
本当に自然の中を探索ですね
ヤスデとかヒルは怖いですね~
ブタオザルって姿も丸っこいですね 愛らしい感じ~

鳥は少しボケ写真…と、言うけれどその他のは種類もたくさん撮れてばっちりですね
旅先でこれだけの自然写真 風景以外はなかなか撮れないと思うのに、さすがの玉五郎さんです。。
大収穫ですね
トップの画像 すてきです


Commented by Yukaina_Sennin at 2012-04-11 22:10
こんばんは!
いやあー! ヒルやヤスデの居るジャングルに、よく入られましたね(^^;)
大変な勇気ですね!
私には 行けそうにもないです^^;
Commented by  埼玉の玉五郎 at 2012-04-12 17:39 x
とりこ様 お褒めを頂き有難うございます。
ジャングルの中はアマゾンもアフリカも規模は違っても
似たようなものと思います。
そんな経験が出来た事は本当に良い経験でした。
キングコブラなども居るらしいのですが、幸運にも
毒蛇には逢う事はありませんでした。
象や猿たちの野生の姿を見る事は これまた貴重な
経験でした。
文明の進出で この野生がいつまで維持できるのか
本当に心配な事です。
Commented by 蝦蛄代表 at 2012-04-12 18:15 x
すごい!凄いです。
もうそれしか思いつかないぐらいに
驚いちゃってます(笑)

だいたいゾウなんて動物園でしか見たこと
ないですよ。ワニもだけど(^^ゞ
ひえぇ~、ムカデにヒルに・・・卒倒しちゃいます。
自分は絶対に行けません。

それと南方に行った日本軍兵士の話は、悲惨極まりない話が多いですよね。この時代に生まれて
良かったと本を読みながら思うことがあります。
Commented by  埼玉の玉五郎 at 2012-04-12 18:46 x
仙人様 こんばんわ。
そんな未知の世界を経験したいというのが目的。
毒蛇・毒蜘蛛・ヤスデ・サソリ等 何も聞いておりません。
ただ沢山のヒルが木から落ちてくる事だけ聞きました。
ヤスデ位で済んだことは幸いでした。
仙人様も行けば参加せざるを得ない事になりますよ。
Commented by  埼玉の玉五郎 at 2012-04-12 18:58 x
蝦蛄代表様
コメント有難うございます。
自然界には我々の知らない事ばかり、折角現世に生きて
居る訳ですから、今を経験したいものです。
好き嫌いは別にして、破壊されつつある自然の姿を、
今 この目で見ておく必要があるのです。
絶滅危惧種の如何に多い事か・・・。それも未開地で。
兵隊さんが装備もなく水も食料も医薬品もなく、こんな
ジャングルに放り出されたら 死を待つしかない事を、
少しの時間でしたが 確実に理解してきました。
Commented by at 2012-04-13 06:16 x
ワニに象やテングザルがこうしているなんて
想像できないほど、驚きです。
私も見たいな~行きたな~でも遠い。
密林の中はちゃんとガイドさんがいるから
安心ですね、大型のヤスデお他にも虫いますか?
カエルはどうですか?
Commented by  埼玉の玉五郎 at 2012-04-13 09:25 x
笑様 おはようございます。
密林の中はガイドもおり複数のグループですので安心
ですが、暗い中で方角も判らず、もし一人になったら
完全にパニックになってしまうでしょう。怖いです。
ヤスデの他判らないのが幾つかいましたが、カエルは
別の所でアマガエル風なのを一度だけ見ましたが、
あとから調べたところカエルも多種いるそうです。
でも中米のコスタリカ程可愛い赤目ガエルやブルージーンズ
など人気の種類は知りません。
by s-tamagoro | 2012-04-11 16:46 | Comments(8)