強風が今日も吹き荒れています。
なぜ今年はこんなに風が吹くんでしょうね。
そんな悪天候の合間を見て先日秋ヶ瀬に出陣しました。
野鳥の少ない時期 しかも短時間予定なので、収穫無しを
予想して「散歩に行ってくるよ」と言って出発。
現地に着くと早速ツグミが草むらで餌探し中だった。
人の気配を感じて立ち上がり 周囲を観察中。

四十雀は今が恋の季節 ツッピン ツッピンと大声で
雌を呼んでいる姿が可愛い。

強面の常連 シメが居たがご機嫌が悪く挨拶に来ない。

この森のアイドル コゲラちゃんが居た。
キツツキの作業を中断し 振り返って挨拶してくれた。

アオジが地べたで餌を漁っている。
こちらが静かにしていると2~3mまで近寄ってくる。
いつもの顔だが 姿を見ると ついカメラが向いてしまう。

アオジは突然飛び上がって木の枝に止まった。
見ていると この花の蕾を食べ始めた。
樹の名前は判らないが この蕾を好んで食べている様だ。

竹藪の近くの枯れ木の上に何やら黒い鳥が・・・。
「ややっ クロジだ!」
これは藪陰の暗い所に居たら絶対見付けられない色だ。
残念ながらボケてしまったが、初めて撮った鳥だ。

帰り道で2羽のカルガモが久しぶりの好天に気分を
良くして 尻を振りながら通路を散歩していた。

先週あたりが花の最盛期 素晴らしい景観でした。
先週は新座市の行事で「菜の花祭り」が行われ、
多くの売店やアトラクションと「うどん祭り」が
人気を呼び 多くの人出が見られました。

今年も花梨(マルメロ)の花が可憐な姿で咲きました。
ところがヒヨが連日ペアでやってきて、この花を
食べてしまいます。
仕方なく周囲に細い糸を数本張り巡らし、ヒヨの
来襲を防ぐ事にしました。

イチジクは新芽と同時に実(これは花)が現れます。
今年の夏も又、美味しいイチジクが食べられそうです。

桜の後はハナミズキです。
これも一時 庭を華やかにしてくれる花です。

エリカの花は 前年の11月末の頃から現在まで 半年近い期間
ピンクの小さい花をたくさん付けて咲いてくれます。
でも今は最終期 色も褪せて来た様です。

藤の花は「砂摺りの藤」や「6尺藤」には到底及びませんが
標準的な大きさで毎年美しく咲いてくれます。
いずれも素人の庭いじり程度ですが それなりに手を加えないと
草木も言う事を聞いてくれません。
そしてこれが私の健康体操にもなっている訳です。

庭の片隅で見掛けない虫を発見 これは確かオサムシだ。
図鑑を見たら「オオルリオサムシ」と書いてありました。

盛りの時期の椿の花びらも吹き飛ばされて、風下に
赤い絨毯を広げてゆく。

この強風の吹く前 秋ヶ瀬に様子を見に出掛けた。
今は絶滅危惧種に指定されている「ノウルシ」の葉が
黄色く色づいて群生しており 美しい風景が見られる。

レンジャク場所に行って見ると 5~6人の人達が
何かを狙っている。 覗いて見るとやはりレンジャク。
6羽か7羽程 宿り木の実を食べたり休んだりしていた。
今季はこれが最後の姿になるかも知れない。
色調も柔らかく羽の先端の赤が美しい。


レンジャクの特技である粘性の種入りの長い排便は
よく見られる。
これも食料増産の為の種蒔き 農作業と思えば不作法も
立派な行為と思える。


実を食べた後 頻繁に下に降りて水を飲む。
大きな群れの時は水場で争いを見かける事が多い。

場所を変えて歩いていると 雑木林の向こうに何か動く。
藪の上に赤い頭が見えた。 「キジだ!」

よく見ると2羽の赤い頭が見える。 オスが2羽?
胴の色もなにかキジとは違うようだ。
2羽居るので 「ん~ ニワトリ??」

仕方なく藪を掻き分け 追い出してみる。
藪の外の道に追い出すと やっぱり2羽の鶏だった。
人騒がせな奴だ。 これは誰かが飼いきれずこの林に
捨てたものらしく 糞の付いた大きな段ボールが一つ
道の脇に捨ててあった。
このままでは野良猫に食われてしまうのは必定。
無責任な飼育と放鳥は 慎んでもらいたいものだ。

アオジがまだ居た。
雄と雌らしいが背中の模様が少し違うみたいだ。
これは本当にアオジなんだろうか?


一年でも最高の時期 天気も良く最高の景観を楽しむ。

桜にウグイス いや 桜にカラスでは様にならない。
この時 右手の方でカラスの大群が聞いた事もない程の
大声で鳴き叫ぶ異常な雰囲気感じる。
このカラスもその現場に駆けつける仲間みたいだ。

見ると20m程先のコースの芝生の上で10数羽のカラスが
一羽のカラスを集団で攻撃しているのだ。
一体 何が起こったんだろう?
羽を広げて防戦一方の被害者カラスは なす術がない。

加害者グループは入れ代わり立ちかわり突いたり噛み
ついたり踏み付けたりの激しいリンチを加えている。

カラス全体が激しく興奮し どんな悪事を働いたのか知らないが
すさまじい攻撃と怒声で プレー中の人も驚き何事かと見詰める。

多数のカラスの猛攻を受けた被害者は仰向けにひっくり返り
防戦もできず失神寸前 それでも腹部に噛みつく奴も・・・・。

この大騒ぎに近くで作業中の造園の作業員が見兼ねて
バイクで駆けつけ 加害者集団の分離追い払いに着手。
カラスの集団にバイクを突っ込む。

それでも尚 付きまとって攻撃を止めない。
バイクは小さく円を描いて加害者に狙いを定める。

すさまじい形相で最後まで攻撃を止めないしぶとい奴。
何が原因でここまで激しい攻撃をするんだろうか?
こんなに執念深く見た事もない襲撃事件は何なのか。
彼等には余程の理由があるのかも判らない。

バイクを幾度も回転させてやっと与太者達を切り離した。
プレー中のおじさんも「何だろう?すごかったね」

隣のコースから見ていた人も来て 本当に驚いた様子。
被害を受けたカラスは呆然と立ち上がったまま動けない。
皆が同情の目で被害カラスを眺め そのまま仕事を続行。

人々が立ち去った後 痛手を負ったカラスは少し歩いたが
その後 飛ばず歩まづ 立ち尽くしていた。
私は本当にすごい集団暴行傷害事件を目撃してしまった。
